DeNA山本祐大捕手(27)とソフトバンク尾形崇斗投手(26)、井上朋也内野手(23)の2対1の交換トレードが成立したことを受けて、DeNA木村洋太球団社長(43)が12日、横浜スタジアムで取材に応じた。
主戦捕手の放出という形になった今回の電撃トレードに、木村球団社長は「非常に重要な選手を出す以上、今年の目先のことだけで判断できるようなものではなかった」と、中長期的な視野に立った戦略であることを強調した。
現在チームは首位に4・5ゲーム差の4位。149得点はリーグトップも、防御率は同5位と、優勝を目指す上で投手陣の整備は急務だ。「リーグ優勝がしたいという一心で、常々打てる手はないかと考えている。今の投手状況を考えた時に、まだまだ勝負できる位置にはいるけれど、課題を埋めていかないとリーグ優勝が遠のいてしまう可能性もあった。そうなる前にという意図で決断した」と、苦渋の思いを語った。
「直近は外国人頼りの先発投手陣だった。日本人選手で投手陣の層の厚みをつくるというところは最重要課題だと認識している」と説明。コックスが左ひじを手術、デュプランティエが上半身のコンディション不良でリハビリ中と、助っ人投手陣の離脱が相次いだ。「タイミングとしては影響が全くないというふうに言う気はない」。今回、ソフトバンクから獲得した最速159キロ右腕、尾形には「投げている球を見たら、ものすごい球を投げている。先発としての実績自体はそんなに多くはないですけど、非常に大きな期待をしています」と話した。