<日本ハム5-4西武>◇16日◇エスコンフィールド
日本ハムが連敗を「2」で止めた。主役は、この日3打点の主砲フランミル・レイエス外野手(30)だ。4-4同点の8回、1死から西武5番手の甲斐野から左翼へ豪快に7号ソロ。決勝点をたたき出した。レイエスは初回にも先制の右への適時二塁打。3回にも適時打を放っていた。4番の仕事を完璧にこなし、本塁打のシーンではベンチで出迎えた新庄剛志監督(54)と両手でタッチを交わした。
◇ ◇ ◇
「キング」にようやく“らしさ”が戻ってきた。昨季本塁打、打点のリーグ2冠を獲得した日本ハムのレイエスが、直近6試合で4本塁打と量産態勢に突入。8回、西武甲斐野のスイーパーを左中間席へ運んだ。決勝の推定飛距離123メートル弾に、恒例の「ゴリラポーズ」でベンチの仲間とよろこびを分かち合った。
今カードではスライダー系の球を軸に攻められていた。「(今季の)対戦を振り返って、スライダーかな」と読みが当たった形だ。
打率3割2分はリーグ単独トップ。それでも、1週間前までは、わずか3本塁打と、打球が上がらず苦しんだ。「練習すれば絶対に(打球が)上がってくると思っていたから、何も心配していなかった」と言ったが、本当は違ったようだ。「本人は焦っていましたよ。『どうしてもファウルになる』って」と横尾打撃コーチ。わずかな構えの変化で、打球の角度は変わってくる。同コーチと微調整しながらポイントを探ってきた。
すっかり打球を上げる感覚を取り戻した背番号99に、チームの命運はかかっている。【中島宙恵】