<関西学生野球春季リーグ:関大6ー0京大>◇17日◇第7節2回戦◇GOSANDO南港
関大が5季ぶり41度目、春季では31年ぶりとなる優勝を果たした。
「金丸2世」でプロ注目の関大・米沢友翔投手(4年=金沢)が7回4安打15奪三振の快投をみせた。中3日での登板となったが「勝ったら優勝っていう気持ちもありましたけど、負けられない試合でもあるので、そこはしっかりアウト1個1個。常に0-0っていう意識の中で投げた」と疲れを全く感じさせなかった。初回の3者連続三振から始まり毎回奪三振でアウト21個のうち15個をKで記録。「要所にしっかり甘く入れずに、厳しいところに投げられている結果が、まあ三振につながっているのかなと思います」。
打線も5回に1点を先制すると、6回に3番沢村凪人内野手(2年=三重)の左本塁打などで3点を追加。さらに7回にも2得点で試合を決めた。
米沢は、これまではけがに苦しみ心が折れそうになったときもあったが「自分自身でやらないと成長ってないと思っていたので。自分自身と戦いながらこの冬やっていたので、一番は自分自身と戦えたことが強みになった」。
優勝には「本当素直にうれしいです」。また「みんなで喜べる試合で投げたい」というモチベーションを胸にここまで頑張り、それが報われた1日となった。ふるさとの石川県から両親も駆けつけてくれたといい「良い報告ができると思います」とうれしそうに話した。
6月の大学選手権に向けては「本当に楽しみ。緊張もあると思うんですけど、なかなか立てない舞台だと思うので、しっかり楽しんで試合できれば」と心待ちにした。「まっすぐで押して抑えている姿っていうのを見せられたら一番いい。全国に出てくるチームはやっぱりいいチームばかりなので、どこまで自分のまっすぐが通用するのかっていうのを確かめたい」と持ち味で勝負する。
◆米沢友翔(よねざわ・ゆうと)2004年(平16)6月1日生まれ、石川県珠洲市出身。小2から宝立(ほうだつ)サマンズで野球を始めた。外野手だったが、緑丘中の軟式野球部で本格的に投手へ転向し、金沢に入学。1年秋からベンチ入りし、2年秋からエース。3年夏は県16強で敗れ甲子園出場はなし。最速149キロ。左投げ左打ち。
◆関西大学野球部 1915年(大4)に創部。31年から関西6大学リーグに参戦し、32年に初優勝。56年には村山実と上田利治のバッテリーが中心となり、全日本大学野球選手権で優勝。昨年まで40度のリーグ優勝を誇る。過去には1リーグ時代の阪神全盛期を築いた西村幸生や御園生崇男が在籍。69~72年に山口高志が46勝を挙げるなど名選手を輩出し続けている。05年阪神希望入団枠の岩田稔もその1人。現在NPBに在籍する関大野球部出身選手は中日金丸夢斗、広島森翔平、オリックス野口智哉、ロッテ高野脩汰らがいる。