【とっておきメモ】巨人竹丸和幸は感情のコントロールも抜群、つかの間のゲーム時間で解放

巨人対DeNA 試合後、お立ち台で写真に納まる「6」連勝ポーズの巨人岸田行倫(左)と「5」勝目を挙げた竹丸和幸(撮影・江口和貴)

<巨人1-0DeNA>◇17日◇東京ドーム

巨人勝利の立役者はドラ1ルーキーだった。先発の竹丸和幸投手(24)が6回を投げて87球で5安打無失点。前回登板から中10日で、リーグトップタイとなる5勝目を挙げ、「思ったところに投げられていたので、そこが一番良かった」と直球も変化球も自在に操った。

   ◇   ◇   ◇

竹丸は感情の“コントロール”も抜群だ。休日は外出する機会が少なく、インドア派。学生時代からゲームが趣味の一つだ。入寮時はPS5を持ち込まなかったが、現在は空き時間にスマートフォンのバトルロイヤルゲーム「荒野行動」でリフレッシュする。

ゲームの世界に入り込めば、代名詞の鉄仮面はもろく崩れる。鷺宮製作所時代のチームメートは「『もうお前とやらない』とか、負けたらイラついていますね。負けず嫌いを発揮している」と証言。内に秘める闘志にリミッターをかけず、全身で楽しんでいる。

それでも、野球では感情を表に出さない。ゲームとは違い、プロフェッショナルとしての責任がある。「ゲームは死んだらいったん終わりですけど、野球で打たれてイライラしてたら、話にならないので」。勝負への熱は胸に秘め、ひょうひょうとしたマウンドさばきで役目を果たす。

この日はプロ入り後初の登録抹消を経て、中10日で迎えたマウンド。「張り詰めずに休めた」と、代名詞となったポーカーフェースと持ち前の制球力で、ピンチを切り抜けゼロを並べた。シーズンを戦い始めてから、まもなく2カ月。「(アマチュア時代に比べ)すぐ登板が回って来る感覚。しっかり休むことが大事」。つかの間のゲーム時間で感情を解放しながら、ルーキーは冷静に打者へ向かっていく。【北村健龍】

【プロ野球スコア速報】はこちら>>