読売新聞社長の巨人山口寿一オーナー(69)が、米Netflix(ネットフリックス)の独占配信となったWBCの放映権について、海外事業社による独占を避けるべきとの見解を示した。18日、都内でスポーツエコシステム推進協議会のシンポジウムに出席。「高い金額を払わないと見ることができないという事態が常態化していくのは、やはり避けるべきだと思う」と語った。
今春WBCの放映権は、読売新聞社が決定権を持てなかったと説明した。前回大会までは「オールライツを読売新聞がメジャーリーグ側から買い取って、このうち放映権を電通さんに転売をして、テレビ朝日さん、TBSさんが許諾を取って中継するというスキーム」。しかし、交渉中に契約方法の変更を告げられ「読売としては手の打ちようがない」状態だったとした。
今後について、地上波など無料放送を前提とした「ユニバーサルアクセス権」について「どの程度強制的に発動していくか簡単ではない」とした。その上で「日本の民間のテレビ局あるいは配信会社が大同団結して外国勢に対抗していく、独占に穴を開けていくという選択肢はぜひ持つべき」と持論を語った。【斎藤直樹】