中大入れ替え戦回避へ、右目眼窩内壁骨折の高橋徹平が2安打2打点「自分はバットしかない」

東都大学野球 東洋大対中大 1回裏中大2死二塁、高橋徹平は適時打を放ちフェイスマスクを付けて走る(撮影・柴田隆二)

<東都大学野球:中大6-5東洋大>◇第5週第1日◇19日◇神宮

中大が東洋大に競り勝ち、先勝した。入れ替え戦回避をかけた勝負で、チームの4番がバットでその存在感を示した。初回2死二塁から、4番高橋徹平内野手(2年=関東第一)の左前適時打。高橋は3回にも無死二塁から左前適時二塁打を放ち、この試合、4打数2安打2打点と勝利に貢献した。

まだ少し痛みの残る右目で、勝利を見届けた。5月6日、第4週の立正大戦第2戦の守備の際、送球を右目に受け眼窩(がんか)底にヒビ、眼窩(がんか)内壁を骨折。全治約1カ月のケガを負った。「最初はズキズキして。眼球を動かすと痛む感じでした」。腫れが引き、打撃練習に参加できるようになった17日、高橋は清水達也監督(61)に「(次の試合)行きます!」と、直訴した。

打撃練習に入り、投手の球を見る動作から始め、動きを取り戻した。現在もまだ骨折した状態で、多少の痛みがある状態。守備で接触を避けるため、この試合はDHで出場した。「守備で貢献できないなら、自分はもうバットしかない。自分のバットでチームを勝たせようと思いました」。一振り、一振りに思いを込め、結果を残した。

東洋大との対戦で、勝ち点を挙げれば、4位、または5位が確定し、最下位を逃れられる。清水監督は「何が何でも、という気持ちで明日勝たなければ。1打席、1球、集中していきたい」と、明日の勝利を誓った。