国学院大・鳥山監督「今」を生きる大切さを学びに 心と体を充実させてつかんだ7季ぶりV

東都大学野球 国学院大対青学大 優勝した国学院大ナインは鳥山泰孝監督を胴上げする(撮影・柴田隆二)(=2026年5月20日)

<東都大学野球:国学院大6-1青学大>◇第5週第2日◇20日◇神宮

国学院大が、青学大のリーグ初の7連覇を阻止し、勝ち点5の完全優勝で、7季ぶり5回目の優勝を決めた。

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週に1度の休日。国学院大・鳥山泰孝監督(50)は千葉の海にいた。今年からサーフィンのスクールでレッスンを受けている。初日でボードに立つことができ、「筋がいい」と褒められた。

同大監督に就任して今年で16年。「指導される側の気持ちを理解したい」と「学び直し」を始めた。ダイエットを目標に週3回、練習後にはピラティスにも通う。「“伝え方”の重要性を改めて感じました」。1月にはゴルフにも挑戦。オフ期間は選手を近くの乗馬クラブに通わせ、馬の世話を通し心を通わせる大切さを学ばせた。2月には野球の普及、振興、文化を学ぶために初のマレーシア遠征も行い、心を磨いた。

「今」を生きる大切さを学びに変えた。昨秋、同校野球部OBで元ロッテ投手の伊藤義弘氏が事故で、その1カ月後には98年から10年間、臨時コーチを務めた元巨人内野手の佐藤洋氏が急逝した。「命のあり方を考える契機に。野球を軸として選手たちにいろいろな経験をさせ、私自身も人生を楽しもうと思うようになった」。心と体を充実させ、つかんだ優勝。2人の墓前に最高の報告をする。【保坂淑子】

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