<オリックス8-3ソフトバンク>◇20日◇京セラドーム大阪
オリックスが本拠地で連勝した。「6番一塁」で今季初スタメンで初出場した山中稜真捕手(25)が起爆剤になり打線が爆発。2回無死一、三塁の第1打席でソフトバンク先発藤原から中前適時打を放つと、3回にはチーム4点目になる右前適時打。今季初戦でマルチ安打、2打点を挙げた。ソフトバンクに圧勝し、首位西武が破れ、0・5差の首位に返り咲いた。
◇ ◇ ◇
オリックス山中稜真捕手(25)は、「都合のいい」起用を歓迎する。
「あくまで首脳陣が考える中で、言い方はあれですけど、『自分は都合よく使ってもらえるように』」。プロ2年目。捕手登録だが、一塁手と外野手(右翼、左翼)も兼ねる。春季キャンプでは一塁手争いに加わるも、オープン戦で左人さし指を打撲。開幕を2軍で迎えたが、西地区トップの打率3割2厘で3、4月度西地区ファーム月間MVPに輝いた。
試合前練習では一塁でノックを受け、外野手用グラブに持ち替えて外野で打球を受ける。ベンチスタートならベンチ前で投手のキャッチボール役も。青学大、三菱重工Eastを経て24年ドラフト4位で捕手入団。出場機会増へ複数ポジションへの覚悟は固まっている。
新人の昨季、内外野をこなす広岡大志内野手(29)の練習の動向を参考にした。「『この場面でこれくらい練習するんだな』と。守備位置変更で都合よく『内野から外野へ』もある。備える必要はありますね」。
グラブは外野手、内野手用2つずつと緊急用のキャッチャーミットの5種類を持ち歩く。「練習中に先輩に聞くより、自分は見ていますね」。試合前から高い集中力で臨むユーティリティー。今季初スタメンでも堂々としたプレーで、チームを首位に押し上げた。【中島麗】