【阪神】「誰1人あきらめなかった」7点差から大逆転 森下翔太が劇的11号サヨナラ弾

セ・リーグ11回戦 阪神対中日 9回裏阪神無死、森下翔太はサヨナラ本塁打を放ち仲間からウオーターシャワーの祝福を受ける(撮影・上山淳一)

<阪神8-7中日>◇20日◇甲子園

虎が7点差をひっくり返す大逆転劇を演じた。最後は阪神森下翔太外野手(25)が劇的な11号のサヨナラ弾を放った。7-7で迎えた9回裏、先頭で中日牧野の147キロストレートを一振。打球は左翼スタンドに飛び込んでいった。

7回表を終えて0-7。絶望的に思えた展開を劇的勝利につなげたのは、8回。木浪聖の起死回生の同点打だった。

4-7で迎えたこの回、中日4番手の清水をじわじわと攻め立てた。先頭の佐藤、大山と4、5番の連打で無死一、二塁。1死から高寺も右前打を放って満塁とした。

甲子園のボルテージは最高潮。ファンの興奮がふくれあがり、ドラゴンズを圧倒していく。熊谷は一飛に倒れるも、前打席で2点打を放った坂本がまたも左前に2点適時打。ついに1点差に詰め寄り、とっておきの代打が待機していた。2死一、三塁で、木浪が打席に立った。

初球の147キロストレートをファウルし、2球目のフォークは見逃して1ボール1ストライクからの運命の3球目。147キロストレートを中前に運んだ。三塁から高寺が同点のホームを踏んだ。試合をついに振り出しに戻し、木浪は渾身のガッツポーズ。その歓喜が9回の森下につながっていった。「誰1人あきらめることがなかったから、勝利につながりました」という木浪の言葉がチームの思いを表していた。

▼阪神が森下のサヨナラ本塁打で7点差をひっくり返した。阪神の7点差以上の逆転勝ちは、17年5月6日に9点差を逆転した広島戦以来8度目。8度のうち中日戦が3度で最も多い。この日は7回表終了時の7点差を逆転。7回以降の攻撃だけで7点差逆転は8回表に6点、9回表に4点の47年5月23日グレートリング戦、7回表に1点、8回表に1点、9回表に8点の93年9月5日中日戦に次いで3度目。最後にサヨナラで7点差以上の逆転勝ちしたのは球団史上初めてだ。

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