<阪神8-7中日>◇20日◇甲子園
中日は最大7点差をひっくり返された。借金は今季ワーストの14に膨らんだ。
打線は初回から得点を重ね、先発のカイル・マラー投手(28)にも来日1号となる2ランが飛び出すなど、7回表までに7点をリードした。だが6回まで無失点だったマラーが7回にこの日初めて満塁のピンチを招き、2失点したところで降板。その後の救援陣も流れを止められず、この回に4点を返された。
さらに8回、腰痛によるファーム調整を経て復帰3戦目となる清水が登板したが、連打などで2死満塁とすると、途中出場の坂本に左前適時打を浴びて2点を返され、1点差に迫られた。その後も2死一、三塁から代打木浪に中前適時打を許して同点に。マラーの今季初勝利も消えた。清水は「阪神の流れを止めなきゃいけない場面で、止められなかった自分の力不足」と下を向いた。
最終的には9回に登板した牧野が、先頭森下にサヨナラ本塁打を打たれた。新人左腕は「カウントを悪く始めたのがよくなかった」。井上一樹監督は試合後、謝罪。就任2年で一度も会見拒否をしたことがなかったが、申し訳なさそうに「今日はもう話す内容がない。申し訳ない」とバスに乗り込んだ。甲子園を埋めた阪神ファンの大歓声に押されるように、中日は終盤にのみ込まれ、今季4戦目の甲子園でも白星をつかめなかった。