<阪神8-7中日>◇20日◇甲子園
阪神が7点差をひっくり返して、今季初のサヨナラ勝ちを決めた。最後に決めたのは森下翔太外野手(25)。7-7で迎えた9回に先頭で打席に立つと、中日6番手牧野の147キロ直球を豪快にフルスイングした。
「チャンスで何度もくやしい思いをしたので、最後の最後で一発でかいのが打ててよかった」。打球は左翼スタンドへ一直線。レギュラーシーズンでは自身初のサヨナラ本塁打に、ウォーターシャワーで手荒く祝福された。「最高の感触でしたし、これが行かなかったら『甲子園恨む』と思いながら回ってました」。そんなジョークも出るほど、劇的な白星だった。
今季11号ソロは打球速度178・8キロ。「打球角度があまり自分は出にくいので、その分打球速度を伸ばさないとやっぱりフェンスは越してくれないなというのはすごく実感している」。打球角度19度ながら、勢いよく飛び込んだ1発。「そこまで打球速度が出てくれれば、あの角度でもいけるという自分の力の自信っていうのは、多少は今日のホームランで学べたかなと思います」。さらなる進化につながる号砲となった。
チームは5カードぶりの勝ち越しで、ゲームのなかった首位ヤクルトと0・5ゲーム差。猛虎打線は底力がある。【磯綾乃】