【広島】育成出身・名原典彦がプロ初出場&初スタメン&初安打&初打点&初得点「気合と根性で」

中日対広島 5回表広島1死一塁、安打を放つ名原典彦(撮影・森本幸一)

<中日6-2広島>◇22日◇バンテリンドーム

広島名原典彦外野手(25)にとって忘れられない1日になった。プロ初出場&初スタメン&初安打&初打点&初得点。鮮やかなデビュー戦となった。

広島出身。瀬戸内から青森大をへて、22年育成ドラフト1位で広島に入団した。育成4年目の今季、21日に支配下選手登録を勝ち取ったばかりで「8番右翼」で初出場&初スタメンを決めた。背番号は新たに「92」に決まったが、ユニホームが間に合わずに「121」で出場した。

初安打も見事だった。5回1死二塁で迎えた第2打席、1ストライクからの2球目、中日先発柳裕也投手(32)が投げた107キロカーブをとらえて中前打を放ち、初安打を記録した。「必死にやっていたのであんまり覚えてないですが、ヒットを打てて良かったです。反省するところの方が今日は多かったですけど」。

ただ、はい上がってきた男は1本打っただけでは満足しない。どこまでもどん欲だ。7回2死一塁からは右中間へ適時三塁打を放ち、プロ初打点。続く二俣翔一内野手(23)の右前打で生還し、初得点もマークした。「次の打席の時は浮つかないというか、1本出たから「普通にやろう」とかじゃなく、必死に気合と根性で、どうにかしようという感じではありました」。

試合に負けはしたが、名原の奮起は、チームの競争意識を刺激した。新井貴浩監督(49)は「本当にいいものを見せてもらった。彼は最近の若い子には足りないものを持っている。あのハングリー精神。だから、どんどん、どんどん、がっついてアピールしてほしい」と手放しでたたえた。

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