<東都大学野球:中大4-2東洋大>◇第5週最終日◇22日◇神宮
中大は東洋大に競り勝ち、1部残留を決めた。最下位の東洋大は6月23日から行われる入れ替え戦に回る。
同点で迎えた1死二、三塁、捕手の三塁へ悪送球の間に、三塁走者の藤本陽毅内野手(2年=京都国際)がホームを陥れた。なおも二死三塁から、伊藤櫂人内野手(4年=大阪桐蔭)の右前適時打で貴重な1点を追加した。投げては7回途中から2番手として登板したエース東恩納蒼投手(3年=沖縄尚学)が好救援。リードを守り切った。
安田淳平主将(4年=聖光学院)は、最下位を回避し、涙する選手たちを見つめながら「本当にしんどかったと思いましたし…よく戦ってくれたと思います」と、ホッと一息ついた。
開幕戦で国学院大に勝利してから7連敗。「チーム力に自信はあったんですが、なかなかそれが結果としてついてこなかった」と振り返る。「(第4週から)腹をくくった。入れ替え戦には絶対行きたくない。プレッシャーがかかる試合でいかに結果を残すかを考えて練習に臨んだ」。もう後がない。追い込まれる中で声をかけあい、今年のスローガン「束」を、いま一度見つめ直し、メンタル面だけでなく、技術での結束を求め、練習に取り組み最終週に臨んだ。
最後まであきらめない。第2戦ではサヨナラ負けも、選手たちは下を向かなかった。土壇場に追い込まれながらも、堅い守り、つなぐ打線で粘り強く戦い、終盤の勝ち越しで勝利をつかんだ。
秋季リーグ戦に向け、「技術、戦術的な面での磨きが足りなかった。もう1度、見直していきたい」と、奮起を誓った。