阪神高橋遥人投手(30)は7回途中4失点と苦しみながら5勝目を手にした。シーズン5勝目までを全て完封で挙げれば史上初だったが、6回に1失点。7回には今季初の被本塁打となる2ランを浴びるなど3失点で途中降板。キャベッジの打球が上がった瞬間、マウンドでしゃがみ込み、失望をあらわにした。
突然の「変調」にも思えたが、否定した。「結果球は甘いのが多かったので、後半ああなる要素が前半からあったのかなと。(坂本)誠志郎さんがめっちゃ考えてくれたおかげで序盤は試合になったと思う」と悔しそうに振り返った。
7-0の6回2死三塁。球審がタイムをかけてボール交換と、なめた左手を拭くように求めた。高橋はすぐに応じた。直後にダルベックに適時打を許した。「拭いてなかったので。別に関係ないです」と動揺はなかったと強調した。
快挙は逃したがまたもチームに勝利をもたらした。苦心の坂本だけでなく、打線や救援陣も頭を下げた高橋は「僕のせいでしんどい試合になってしまった。もうちょっと信用のある投球をしないと」と最後まで反省ばかり。藤川球児監督(45)は「十分な仕事だった。素晴らしかった」と評価した。