<巨人4-7阪神>◇22日◇東京ドーム
巨人杉内俊哉投手チーフコーチ(45)が「悔しがり方」を説いた。
「なんでしょうね。7点取られてますからね。僕なら絶対悔しいんですよ。えらい淡々と投げてんなっていうのは正直思いましたけどね」。言及したのは先発マウンドを託した井上温大投手(25)の振る舞いについて。初回に3失点。高めに浮いた球を痛打されるなど精彩を欠き、3、4回にも追加点を与えて4回7失点でKOされていた。
「本人はね、そう(淡々)じゃないかもしんないけど、見てるこっち側からすると、うん。(カード)頭を任せている意味とか、阪神はやっぱ勝たなきゃいけない相手ですからね。難しいですね。詳しいのはちょっと温大に聞いてほしいですけど、僕はそう見えたかなっていうところですね」。
率直な胸の内を明かした。相手がいたからこそ、なおさらだった。
阪神先発の高橋遥人投手(30)。今季6試合で4勝0敗(4完封)の左腕とは「ハルト対決」として注目されていた。圧巻な成績を残すライバル球団の雄は、7-1と大量リードしていた7回に2点目を許すと、顔をしかめた。トレイ・キャベッジ外野手(28)に2ランを浴びると、マウンドでしゃがみ込んだ。
同コーチは「1点取られてこれだけ悔しがるんだ。キャビーにね、ツーラン打たれて、そこでもやっぱマウンドで膝つくぐらいやっぱ悔しがっている姿を見て、あ、俺はこっち派だなと思いましたけどね」と対比が際立った。
もちろん、期待をかけているからこその進言だ。本人にも直接伝えた後で報道陣に応対していた。「次回、期待しましょう。温大君には」。明暗分かれたハルト対決を、今後の糧にできるか。