<楽天8-5ロッテ>◇24日◇楽天モバイル最強パーク
楽天守護神の藤平尚真投手(27)が、悪夢を振り払うべく志願して9回のマウンドに上がった。
前日は4点リードの9回から登板し、まさかの5失点。アウトは1つしか奪えず、敗戦投手となっていた。
この日も同じシチュエーションで4点リードの9回から登板した。藤平の名前がアナウンスされると、スタンドの楽天ファンからはこれ以上ない大きさの「藤平コール」「頑張れ、頑張れ藤平コール」が起き、大声援に背中を押された。
先頭山口に対しては152キロ直球を捉えられてソロ本塁打を被弾したが、強気に攻めた。山本、代打ポランコといずれもフォークで空振り三振。最後は井上を右飛に抑え、チームの連敗を5で止めた。
「もう絶対やり返そうと思いましたし、点差離れて(鈴木)翔天さんが投げる予定だったんですけど、コーチに今日は『全部行かせてください』っていうのは言いましたし。ホームラン打たれましたけど、僕の役目としてはチームを勝たせて終わらせることなんで、そこはできたんで、良かったです」
2日連続の登板は志願してのものだった。「10点でも20点でも開いても。今日だけは絶対やられっぱなしで交流戦入りたくないなと」。自分がチームを勝たせるために強い決意で登板した。
ファンの大声援にも感謝した。「抑えのピッチャーが不安な目で見られるのはチーム的にも良くない。藤平が出てきたらどんな展開でも、何点取られてもチームは勝って終わらせられるっていう目で見てもらえるようになりたいなと思いましたし、昨日ああいうピッチングをして、歓声で後押ししてもらったんで、すごい力になりました」と話した。
自主トレをともにするなど尊敬する岸孝之投手(41)もこの日から1軍に合流した。試合前練習では一緒にキャッチボールを行い、愛ある言葉ももらった。「『何やっとんねん』って言われて。まあ、岸さんしかその言葉は言えないと。気合入りました」。そう話した上でこう続けた。「岸さんの(投げる)試合もしっかり締めくくれるように頑張りたいです」と力を込めた。