西武は3軍制を敷く球団の1つだ。非公式試合として今季はここまで32試合を行い、22勝7敗3分けの成績。基本的には国内独立リーグ球団やクラブチームが相手で、季節によっては社会人野球チームや大学との試合も行っている。
故障明けの選手や、育成段階にある入団間もない選手での構成が多い。体力強化と並行しての試合出場にもなってくる。
育成選手が多いこともあり、ストロングポイントが成績に反映される選手も多い。昨秋の育成ドラフト7位で入団した安藤銀杜外野手(23=四国IL徳島)は身長198センチを誇る右のスラッガー。春季キャンプから抜群の飛距離をアピールしていたが、実戦でもここまで30試合で7本塁打とよく打っている。
育成ドラフト1位の新井唯斗内野手(18=八王子学園八王子)は遊撃、三塁、二塁、中堅など多くのポジションで起用され、動き回る。ここまで27試合出場で15盗塁。積極的に走り、自身のポテンシャルを引き出している。
投手では育成ドラフト5位の平口寛人投手(23=日本経大)が先発投手として実戦を積んでいる。先発中心に8試合に登板し、防御率0・64。菅井をはじめ育成出身左腕がよく育つ土壌で、持ち前の制球力やバランスの良さをさっそくアピールしている。
新加入の育成選手、ホルヘ・ゴンザレス投手(23)はリリーフで160キロを出すことも。一方で大量失点のケースも。精度を高めてチャンスをうかがっていく。
2軍公式戦には基本的に育成選手は5人しかベンチ入りできず、3軍でプレーする選手たちは結果を出すことも求められる。育成3年目で、今春は1軍オープン戦にも出場した金子功児内野手(22)もその立場。なかなか打率が上がってこなかったが、ここに来て満塁本塁打を放つなど安打が増え始めている。【西武担当=金子真仁】