<日本生命セ・パ交流戦:日本ハム2-4巨人>◇29日◇エスコンフィールド
巨人橋上秀樹監督代行(60)が就任後、初のビジターで粘り強く勝利をもぎ取った。交流戦は4試合目で2勝2敗とした。4回に同点に追いつかれるも、5回2死二塁からダルベックの適時二塁打で勝ち越すと、6回2死三塁から松本剛外野手(32)が右前適時打で追加点。昨オフ、日本ハムから巨人にFA移籍した松本にとっては古巣との初対戦で北海道凱旋(がいせん)試合でのタイムリーとなった。
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慣れ親しんだ北の大地で。巨人松本は1点リードの6回、貴重な追加点となる右前適時打を放つと何度も手をたたき、ガッツポーズ。「北海道のファンの皆さんの前で打てて良かった」と、約8カ月ぶりに戻ってきたエスコンフィールドで感情が爆発した。
昨オフ、14年間プレーした日本ハムからFA移籍を決断。選手と新庄監督は、インスタグラムで連絡を取るのが通例となっていたが、自らマネジャーに頼み、LINE(ライン)を追加して報告。「毎試合、毎打席チェックするからな」と言葉をもらった。この日の第一打席、二ゴロに倒れた際も一塁側ベンチ前を通ると「ナイスバッティング」と声をかけられた。ユニホームが変わっても、気にかけてくれていたかつての指揮官に笑みで返した。
試合前練習では「Welcome back」と名前がコールされ、過去の登場曲とともにビジョンに映し出される粋な演出。お立ち台では両チームのファンから大きな歓声が送られ「すごくうれしい気持ちになりました」と喜びを漏らした。
5月は先発出場が5試合と、出番が少なくなり「エスコンが近づくにつれ、なんとか出たいなと思ってやっていた」。スタメン起用に応え、出場3試合連続安打をマーク。「ジャイアンツが勝てるように活躍したい」。古巣へ恩返しの一打から、巨人の松本は勢いに乗る。【北村健龍】