<日本生命セ・パ交流戦:日本ハム2-4巨人>◇29日◇エスコンフィールド
日本ハムの連勝が3で止まった。初回に先発達孝太投手(22)が2失点。2回1死二塁で野村佑希内野手(25)の右前適時打で1点を返し、4回1死一、三塁、再び野村の左犠飛で追い付いたが、ここで達が踏ん張れなかった。直後の5回2死二塁、巨人ダルベックに右中間への適時二塁打を許し、勝ち越された。
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1球1球、投げ込むたびに力強い声がもれた。昨オフの現役ドラフトで巨人から加入した菊地大稀投手(26)が、古巣相手に1回をパーフェクト。「去年まで一緒にやっていた皆さんなので、ちょっと変な感じがあって力が入っちゃいました」と照れながらも、100点満点の恩返し投球で本拠地ファンに存在をアピールした。
2-4の7回に3番手でマウンドへ。2番吉川は変化球で一ゴロ、3番丸を遊ゴロ、4番ダルベックをフルカウントから外角の150キロ直球で空振り三振に仕留めると、右拳を握り絶叫した。「かわしにいかず、自分のゾーンで強いボールと変化球をどんどん投げていけたのが良かった」と、振り返った。
新潟・佐渡出身の“離島の星”だ。佐渡高時代にドラフト指名漏れを経験し、桐蔭横浜大を経て21年の育成ドラフト6位で巨人に入団した。移籍後初登板となった22日ソフトバンク戦では、7回2死一、三塁から救援も失点。「強いボールをゾーンの中で投げ分けることができなかった」。体重移動など投球フォームを見直し、修正して今回につなげた。
本拠地のファンへ名刺代わりとなった13球。マウンドを降りれば素朴な右腕は「これを継続して、ここからチームに貢献していきたい」と、1軍定着へ意気込んだ。【中島宙恵】