阪神藤川球児監督(45)が30日のロッテ戦(ZOZOマリン)前に、29日に83歳でこの世を去ったラグビーの元日本代表選手で、「泣き虫先生」こと山口良治(やまぐち・よしはる)さんを悼んだ。
藤川監督の現役時代、星野仙一元監督が山口さんを呼んで開催した講演を受けた縁があった。
「リゾ鳴尾浜で受けたんです。もういまだに覚えてますね。熱かったですね。泣きながら話されていました」
山口さんは伏見工高(現京都工学院高)の監督、総監督として全国高校大会で4度の優勝と2度の準優勝。ドラマや映画でブームを巻き起こした「スクール☆ウォーズ」のモデルとしても知られた。
講演会ではまさにドラマや映画となった話を、臨場感たっぷりに聞かせてもらったという。
「あの時、講演の途中で急に『おい!』っておっきな声を出すんですね。こちらに聞けよって言っているかなと思ったら、違うんですよ。その話の中で「おい!」って生徒たちに言うのを、まるで自分たちに伝えられているかのような。指導者の生き様を見ました」
情熱的な姿は今も胸に残る財産となった。「いまだに心の師の人ですね」と思い返すように話していた。