日本製紙石巻・今村拓哉、決勝導く6回2失点力投「仲間を信じて投げられるようになりました」

日本製紙石巻対七十七銀行 日本製紙石巻・今村拓哉(中央)(撮影・木村有優)

<都市対抗野球第1次予選宮城県大会:日本製紙石巻7-3七十七銀行>◇31日◇準決勝◇仙台市民球場

日本製紙石巻(石巻市)が、七十七銀行(仙台市)を7-3で破り、決勝に駒を進めた。先発の今村拓哉投手(23=中央大)が6回を5安打2失点。6三振を奪う力投で強力打線を押さえ込んだ。JR東日本東北(仙台市)は延長10回タイブレークの接戦を制した。

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2年目左腕が日本製紙石巻を決勝へ導いた。今村は「昨季は大事な場面で投げさせていただいても勝てなかったので、なんとか粘ろうと思いました」と先発のマウンドに上がった。

「何点あっても最後の最後まで気が抜けない」と話す七十七銀行は、公式戦この4試合で計63安打63得点。「自分が任されている以上はなるべく失点を少なく、次のピッチャーにつなぐことを意識しました」と、今季好感触の直球と変化球を巧みに織り交ぜた。4回には2点を許すも、流れは渡さなかった。

2年目のテーマは「野球を楽しむ」こと。昨季は同期投手の中で最多の登板機会を得るも、思うような結果を残せなかった。「なかなか勝てずに、野球を楽しめない時期もありました」。人一倍、責任感が強く「自分がやらないと」と背負い込むことも多かった。

中央大では2年夏にトミー・ジョン手術を受け、リーグ戦登板は4年から。最後の秋は2勝1敗、防御率2・37は3位と結果を残し、プロも注目する存在となった。

戦国東都の1部で経験を積み、「完璧を求めすぎていて、逆にそれが空回りしていた」。宮川将平主将(26=帝京大)から「完璧を求めすぎなくていい」という言葉に、気持ちが軽くなった。「打たれても『野手がなんとかしてくれるだろう』と仲間を信じて投げられるようになりました。経験を結果につなげて、チームを勝たせたいです」。2年目は新しい「今村拓哉」を見せる。【木村有優】