売り出し中のソフトバンク庄子雄大(23)が「盗塁増」を誓った。
チームは「日本生命セ・パ交流戦」5勝1敗で単独首位に立った。2日からは敵地バンテリンドームで中日との3連戦。庄子は5月からスタメンに定着し、現在5盗塁をマーク。師匠の本多雄一内野守備走塁コーチ(41)の指導で、リードの幅を広げたことでスタートを切りやすくなり、盗塁を狙う機会も増えそうだ。
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5月に入り20試合スタメン出場した庄子は打率3割2分2厘と打撃も好調。一気に遊撃手のレギュラーを奪いそうな勢いだ。「レギュラーという立場ではない。毎試合が勝負」と、自身も勝負時だと分かっている。
50メートル5秒7の快足で、神奈川大時代はリーグ戦90試合で54盗塁。成功率94・7%と圧倒的な数字を残し、プロ入りし2年目を迎える。「大学では多少スタートが遅れてもある程度セーフになった。プロは投手のクイックも速いし捕手の送球も正確。やっぱりスタートがよくないと勝負にならない」と、レベルの違いを肌で感じている。
チームには盗塁王4度の周東がいる。本多コーチは投手の分析、観察力の差があると話す。相手投手のクセや動きを見て盗塁へ動き出すが「周東は投手を観察し、察知するのが速い。庄子は映像では分かっているが、実際現場に立って見ると、気付いているが動き出しが遅い」と説明する。相手の動きを文字通り盗んで、いいスタートを切るために早出練習で二人三脚で研究を重ねてきた。
交流戦前の5月22日からの日本ハム戦を前に、リードするときの両足を広げる幅を広げた。昔の映像と見比べながら3足分(1足25センチと考えると75センチ)広げるイメージに変えた。本多コーチは「そこまで本番では広くはないけれど、広げることで下半身がどっしりする。状態が低い方が動きやすい」と話す。二塁へスタートするだけでなく、けん制で一塁へ頭から帰らなければならない。両足の幅を広げることで左右への動き出しもスムーズになり、これまでのように体が動く時に浮くロスもなくなった。
庄子は「すごく感覚がいい。スタートはまだまだ向上できるとは思いますが、現段階である程度勝負できる形にはなってきた。盗塁を増やしていきたい」と手応え十分。まだまだ走塁技術を高め、周東に続くスピードスターとなる。【石橋隆雄】
◆庄子雄大(しょうじ・ゆうだい)2002年(平14)10月2日生まれ、神奈川県出身。横浜2年春に三塁手でセンバツ出場も初戦明豊に敗れ、自身も無安打。同期にDeNA度会、中日育成津田ら。神奈川大1年秋から遊撃を守り、通算54盗塁。24年ドラフト2位でソフトバンク入団。1年目の昨季は26試合、打率2割3分5厘、0本塁打、2打点、1盗塁。今季年俸は1300万円(金額は推定)。176センチ、74キロ。右投げ左打ち