“サラリーマン投手”が、憧れのメジャー挑戦への切符をつかんだ。「ABEMA(アベマ)」などのメディア事業で知られるサイバーエージェント出身で立大OBの三河吉平投手(24)が、米大リーグカブスとマイナー契約を結んだことが1日、分かった。
日刊スポーツの取材に応じ「3カ月前にサイバーエージェントを辞めて、メジャーのチームと契約することで準備してきましたが、こうして無事に契約することができてホッとしています」と喜んだ。
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MLB挑戦を目指す日本人アマチュア選手の潮流に、また新たな動きが出てきた。三河はサラリーマンという安定の道を捨てて、カブスとのマイナー契約にこぎ着けた。「うまくいくかどうかは分からないですが、やりたいことをひたすらやって終わる人生の方が幸せ」。脱サラしてまで最高峰の舞台を目指すことに一切の迷いはなかった。
日本でのプロ経験はなくても、今やMLB関係者らの目に留まる選手は後を絶たない。最近では就職最難関と言われる米金融業界大手「ゴールドマン・サックス」に内定を得ながら、慶大からカブスとマイナー契約を結んだ常松広太郎外野手(22)、誉(愛知)からフィリーズとマイナー契約を結んだモレチ・アレシャンドレ投手(19)らがいる。しかし、三河のように1度野球を引退した選手が現役復帰を遂げて契約する例はほとんど見当たらない。
夢をつかみ取るのはほんの一握り。強豪オレゴン大から23年MLBドラフトでホワイトソックスから11巡目(全体329位)の指名を受けた西田陸浮内野手(25)が今季メジャー初昇格を果たしたものの、日本のプロを経験せずにメジャーの舞台に立ったのはわずか5人。ひときわ険しい道だが、引き付けてやまない魅力がある。【平山連】