<日本生命セ・パ交流戦:中日0-3ソフトバンク>◇2日◇バンテリンドーム
ソフトバンク大津亮介投手(27)が中日打線をわずか1安打に抑え、プロ4年目の初完投初完封でリーグトップタイの6勝目を挙げた。防御率1・14もリーグトップ。チームは今季最長タイの5連勝で交流戦首位をがっちり守った。
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完封勝利の瞬間、海野隆司捕手(28)は大津とハイタッチを交わした。大津のプロ初完投、初完封を好リードで引き出した。大津は「序盤の方は真(ま)っチェ(真っすぐ軌道のチェンジアップ)を待っている感じがして、真っすぐで押していこうってなって、後半からそれを逆に入れ替えて真っチェを軸にできた」と振り返る。序盤は大津の代名詞で相手打線が警戒している真っチェをあえて少なくし、最速149キロ直球主体に勝負。スライダーを軸にした。
7回1死から初安打を許すと海野がマウンドへ。海野は「攻め方を確認しただけ」と話し、続く代打福永、4番細川を真っチェで仕留めた。DeNAの正捕手山本祐が5月13日に加入後、海野のスタメンはわずか4試合。そのうち3試合が大津。小久保監督も「そこにかけるしかないので、今は」と話すように、開幕からスタメンマスクをかぶってきた男は“大津専属捕手”として1軍に生き残るしかない。
海野は「悔しいのは悔しいですけど、やることは変わらず投手のためにやるだけ。自分の軸はぶらさずに」と話す。週に1度と出番は減ったが、投手のため、チームのために準備を続ける海野が、完封という最高の結果を導いた。【石橋隆雄】