【西武】連敗を阻止したカナリオ「吹っ切れ」6月初安打 打も走もアグレッシブに

西武アレクサンダー・カナリオ(2026年5月撮影)

<日本生命セ・パ交流戦:中日2-5西武>◇6日◇バンテリンドーム

西武アレクサンダー・カナリオ外野手(26)はいつも一生懸命で、いつも謙虚だ。

「ナツオ(滝沢)が四球を取って、クワさん(桑原)がヒットでかえした。結果的にネビンのホームランも出た。みんなが一生懸命やった結果で、勝てたと思う。みんなの力です」

そういうカナリオもようやく長いトンネルを抜けた。好調の5月から一転、6月は12打席で8三振。コーチ陣のサポートもあり、ようやくこの日の第1打席で6月初安打が出た。

「ヒットが出たことで気持ち的にだいぶラクになれました」

2点を追う6回、2死走者なしから足元への死球で出塁すると、盗塁をしかけ、送球ミスもあり、そこから桑原の適時打、ネビンの逆転3ランという最高の結果につながっていった。

カナリオの直近の結果を考えれば、例えば「1番桑原」でも不思議ではなかったこの試合。それでも変わらず起用した西口文也監督(53)に応えた。指揮官も「甲子園の最後から内容もあまり良くなかったけれど、今日はあれで吹っ切れたのではないでしょうか」とホッとした表情だった。

優勝-。大きな目標を狙いに行く上で、大きな逆転勝利となった。32歳の中日柳を打てず、37歳大野にも攻めあぐねた。西口監督は昨季も技巧派投手への対応をチームとしての課題に挙げていた。

今季もここまでソフトバンクの技巧派右腕、大津をほぼ攻略できていない。優勝を狙うためにはやがて来る大一番での“大津打ち”が間違いなく必要になってくる。柳と大野、さらには7日先発の39歳涌井にかわされていたら、技巧派へのチームの苦手意識も増すことに。この先を考えれば、後々響く連敗になるところだった。カナリオにネビン、吹っ切れた助っ人たちが救った。【金子真仁】

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