<日本生命セ・パ交流戦:中日1-4西武>◇7日◇バンテリンドーム
西武が延長12回の末に中日に連勝し、カード勝ち越しを決めた。西武の交流戦開幕からの4カード連続勝ち越しは、16年以来10年ぶり2度目。今季最多の貯金13とした。
同点の延長12回、長谷川信哉外野手(24)が勝ち越し8号ソロ。その後も走者をため、代打古賀悠斗捕手(26)の適時二塁打でさらに2点を加えた。
直前の11回裏に2死一、二塁で、6番手上田大河投手(24)がストレートの四球。さらに次打者の初球もボール。苦しい状況で西武サイドが選んだのはお家芸のピックオフ。見事に一塁けん制で走者を刺し、絶対絶命のピンチを切り抜け、12回の猛攻につなげた。上田はストライクが1球も入らずに勝利投手になるという珍しい記録になった。
この日はかつて西武でプレーした中日涌井と対決。間合いの長い投球スタイルにタイミングを狂わされ、4回まではわずか1安打に抑えられた。5回、長谷川信哉外野手(24)が左翼への技ありの二塁打で出塁し、突破口となった。柘植世那捕手(29)の安打で無死一、三塁とし、源田壮亮内野手(33)の適時打で先制したが、6回から8回はリリーフ陣に無安打に抑えられていた。
先発のアラン・ワイナンス投手(30)はチェンジアップが中日打線に効果的だった一方、立ち上がりは細かな制球に苦しんで球数がややかさんだ。ただ深いカウントを重ねるたびに精度も上がり、四球が減り、見逃し三振が増える尻上がりの投球に。「完全な屋内型(のドーム球場)というのはアメリカ時代を含めても初めてです」という慣れない環境だったものの、これまでより投球テンポも改善した。7回1安打無失点。白星はならなかったが、チームの勝利に貢献した。