【日本ハム】完投勝利の北山亘基が苦い思い出にリベンジ ウイニングボールは「4年前の球の横に」

ヤクルト対日本ハム 完投で今季5勝目を挙げた日本ハム北山亘基(撮影・小沢裕)

<日本生命セ・パ交流戦:ヤクルト1-7日本ハム>◇7日◇神宮

日本ハムが今季3度目の同一カード3連勝で、今季最長に並ぶ2度目の4連勝。貯金を今季最多に並ぶ2に増やした。

北山亘基投手(27)が、今季2度目の完投勝利で5勝目。ブルペン陣の連投が続き疲労がたまる中、前日6日に「北山君に1人で投げてもらわなあかんやろ」と願っていた新庄剛志監督(54)の思いに応えた。

  ◇  ◇  ◇

涙の神宮から4年-。日本ハム北山が、苦い思い出にリベンジした。今季2度目の完投勝利。「いろんな出来事があって、それを経てここにまた戻って来られた。成長した姿を見せたい気持ちがあった」と喜びに浸った。

忘れもしないルーキーイヤーの22年5月25日ヤクルト戦。2点リードで守護神として立った神宮のマウンドで、星野仙一(中日)以来44年ぶりという2日連続のサヨナラ被弾を味わった。翌26日の同戦、ブルペンで肩を作っていたら延長10回に味方が4点を勝ち越し。その裏、5番手で救援し、1点を失いながらも試合を締めて、本来なら勝利投手が手にするはずのウィニングボールを渡された。

新庄監督含めチームメートの心遣いがあって実現した3連投だった。「あの時のウィニングボールだけはいまだに大事に持っている。一番うれしかったウィニングボールだった。支えてくれる方のありがたみに、気付かせてもらった試合だった」。どんな時も周囲への感謝を忘れないこと。自室に飾った古いボールが、プロ生活の原点を教えてくれる。

二つ目となった、神宮のウィニングボール。「4年前のボールの横に置きます。『感謝』と書きます」。宝物が増えた。