日本ハムは8日、2軍施設の千葉・鎌ケ谷に新設したトレーニング基地「F PERFORMANCE LAB」のオープニングセレモニーを行った。
駐車場の土地を活用し、隣接する選手寮内にあったウェートトレーニング設備などを移設する形でパワーアップ。倍以上の約400平方メートルの面積を使った巨大なテントハウスを約1億円かけて作り上げた。
ランニングマシンやベンチプレスなどのほか、カメラ20台を使った動作解析ができるバイオメカニクス設備も常設へと変更。小村勝球団社長はセレモニーで「世界に羽ばたく選手を一人でも多く出したい。フィジカルの強化は必要だと思っているので、しっかりバックアップしていく」と語った。
球団では2030年をめどに2軍施設を本拠地の北海道に移転する計画もある。2軍練習場には今季から対戦投手のデータを打ち込んで対策できる高性能打撃マシン「トラジェクトアーク」も導入したほか、今回の設備にも10点ほど追加した最新マシンなどの費用も合わせれば数億円は費やしており、1軍本拠地エスコンフィールドと同等レベルの設備へ強化。小村社長は「『移転するのになぜこんなにお金をかけるんだ』といった声はある」と明かしつつ「そういった事情は別にして、選手は1年1年、1日1日が勝負。移転を待たずに常に進化できるよう施設のオープンにこぎつけました」と語った。
6日から運用開始しており、選手は担当者に鍵を借りればいつでも利用できる見込みという。セレモニーにも参加した柴田獅子投手(20)は「初めて来ました。体を大きくして1軍の舞台でいい活躍をしたい。恩返しして球団の顔になれるように頑張りたいです」と意気込んだ。
同じくセレモニーに参加のドラフト1位ルーキーの大川慈英投手(22)は「最新で、使いやすい器具ばかりで体がどうなるのか楽しみです。1年1年が勝負なので、細かいところから積み上げていきたいです」と話した。
球団では、今季からS&C(ストレングス&コンディショニング)アドバイザーに2001年から日本ボディービル選手権4連覇の経験を持つ田代誠氏(55)を招へいした。柴田、大川ともに指導を受けているといい、柴田は「想像したこともない量のウェートをやったあとにたくさん食べたり、食事面やフィジカル強化についてアドバイスをもらっています。打倒田代さんでいきたい」と笑顔。大川は「ウェートの補助をしていただいたり、追い込むためにいろんなこと教えてくれます。僕は今年の筋肉量増加の目標まであと500グラムくらいなので、まずはそれを達成して、そこからどこまで上げられるか」と見据えた。