今年の交流戦も佳境に入ってきた。
巨人は現在、2ゲーム差の4位につけ、12年ぶり3度目の優勝を狙える位置につける。移動日となった8日、橋上秀樹監督代行(60)は「やっている感じは、違いは感じないですけどね」とセ・リーグ劣勢の状況を思案した。
違いが明白にあった記憶は鮮明だ。05年から09年までヘッドコーチなどを務めた楽天時代、「当時はセ・リーグとは組みやすさがありました」と振り返る。
例えば、外野を前に守らせることができた。「セ・リーグの打者は頭を越えられるのは外国人とクリーンアップ。パ・リーグと比べて何歩か前に守る。そこに怖さがなかった」。長打がないと見切れれば、バッテリーのも大胆に攻めることができたという。
強打者そろいのパ・リーグ。「DHがある、ないというのがある。パ・リーグの方がパワー系の投手が多いので、そうなったら打者も対策しないといけないとなると、スイングスピードがないと太刀打ちできないので、お互いに上がっていく」と見立てた。セ・リーグの投手の印象は「どちらかというと変化球や対応力」。そのかみ合わせで「うまさよりパワーが上回った」結果、交流戦の「パ優勢」の一因ではと説く。
同監督自身は楽天を退団後、12~14年は巨人で1軍戦略コーチなどを歴任した。巨人の交流戦過去2度の優勝は12年(17勝7敗)、14年(16勝8敗)で、在籍時に重なる。9日からは古巣・楽天との3連戦。今度は監督代行という立場で、パワーにまさる3度目の優勝を手にできるか。