【大学選手権】プロ注目の大商大・星野世那、中1日先発で1安打完投 スカウトも熱視線

全日本大学野球選手権 2回戦 大商大対東日本国際大 力投する大商大先発の星野世那(撮影・垰建太)

<全日本大学野球選手権:大商大7-0東日本国際大>◇10日◇2回戦◇神宮

大商大が大会規定による7回コールド勝ちで準々決勝進出を決めた。

プロ注目の星野世那投手(4年=近江)が1回戦から中1日で先発。各球団のスカウトが集結する中、7回94球1安打6奪三振無失点の快投で最高のアピールをした。

「前回(8日九産大戦)立ち上がりに点を取られてしまった。今日もちょっと制球には苦しんだんですけど、しっかり序盤で波に乗ることができれば、中盤、終盤と自分のピッチングができると考えていた。しっかり序盤から飛ばしていってよかった」

8日九産大戦では序盤に長打を2本浴びるなど、6回2/3を9安打8奪三振3失点と少し苦しんだ。しかし、その試合後に富山陽一監督(61)から「試合に勝つことができたから、また次リベンジすることができる。しっかり次はリベンジをしろ」と言葉をかけられ奮い立った。

そして迎えたこの2回戦。初回、2回は星野自身も「序盤は浮足立って、少し投げ急いでいた」と話すように、四球を2つずつ与えるも要所を締め無失点で切り抜ける。するとその後は安定した投球をみせ、安打は3回に許した遊撃への内野安打1本のみ。4回以降はすべて3者凡退だった。「真っすぐももちろん一番良かったんですけど、チェンジアップが徐々に低めに決まればって。今日もしっかり空振りが取れていたのはすごく大きかった」

「大学野球をしっかりやり切って、そこからプロの世界に挑戦したい」。そう話す星野に、スカウト陣も熱視線を送る。巨人のスカウトディレクター・榑松伸介スカウトは「力感なく投げている。真っすぐは元々素晴らしいんですけど。加えて今日はチェンジアップ、スライダーといった変化球が切れている」。ロッテの三家和真スカウトは「単純にボールが強いし手元が強いので、良い真っすぐを投げている。あとはチェンジアップが結構うまく扱えている」と秋に向けてまた楽しみな評価となった。