【阪神】就任後初退場の藤川監督「冷静ではありましたけど」1つの勝利、1プレーにこだわり抗議

ソフトバンク対阪神 7回表阪神1死一塁、熊谷敬宥の二盗アウトの判定にリクエストを要求する藤川球児監督(撮影・上田博志)

<日本生命セ・パ交流戦:ソフトバンク6-2阪神>◇10日◇みずほペイペイドーム

阪神藤川球児監督(45)が、就任後初めて退場となった。チームはソフトバンクに連敗し「日本生命セ・パ交流戦」優勝の可能性がなくなった。ペナントレースでも巨人に抜かれて5日以来のセ首位陥落となった。

球場が騒然としたのは7回表だった。2死一塁から、熊谷が二盗を試みるもタッチアウトとなり、藤川監督はリクエスト。リプレー検証後も判定は覆らず、ここでベンチを出ると、怒りの表情で抗議を行った。

和田ヘッドコーチ、藤本総合コーチが止めに入り、ベンチへと戻ったが、その後「ただいまリプレー検証の判定後、藤川監督が異議申し立てを行いました。退場といたします。和田コーチが代理を務めます」と宣告された。

ベンチに戻った後も藤川監督は怒りが収まらない様子で、壁のホワイトボードを拳で思わずたたいた。それでも試合後は、努めて冷静に振り返った。

「勝負ですからね。みんなが全力で真剣に戦っているのがプロ野球の舞台ですから。それはそういう時も時にはあるでしょうし。冷静ではありましたけど、審判の方に侮辱であるとかそういうつもりは一切ありません」

ルールを分かっていながらも抗議に出たのは、チームの代表として1つの勝利、1プレーにこだわるからこそ。その熱さを次こそ白星につなげる。【磯綾乃】

▽責任審判の福家英登三塁塁審(藤川監督の退場処分について)「本年よりリプレーセンターができて、リプレーセンターで一括でジャッジをしています。それを我々がグラウンドにジャッジをして伝えるんですけれども、異議申し立ては一切できません。アグリメントにも書いてる通り。申し立てはできませんっていう警告を2回発している。それ以上何もできない」

▽熊谷(7回リプレー検証の末、盗塁失敗)「審判員の人たちの判断なので。盗塁アウトで流れがいってしまったところはしっかり反省して切り替えたい」

▽津田(4点ビハインドの8回2死から登板し、1回1/3を無失点)「いつでも行く準備はしているので、その中で抑えられたのはよかったです」

▽佐藤(藤川監督の退場を問われ)「監督も前に言っていましたけど、最後まで前を向いてプレーをすることが大事だと思う」