<日本生命セ・パ交流戦:オリックス4-2ヤクルト>◇11日◇京セラドーム大阪
オリックス杉沢龍外野手(26)が「右尺骨遠位端骨折」から約2カ月でスピード復帰し、「8番中堅」で復帰後初スタメン・初安打をマークした。「あと数ミリ違ったら」手術も大いに選択していたかもしれないケガだったが、「運がよかったです」。4月にブレークし、離脱前は打率3割5分7厘の絶好調だった新星が帰ってきた。
第2打席の5回1死一、二塁でヤクルト下川にねばりを見せ、7球目を中前に運んだ。「1球にしっかり集中して、頭を使ってできている。ケガ前の感覚は忘れました。今は新しい感覚を大事にしています」。岸田護監督(45)は「問題なく試合に出られた」とまずは一安心の様子だった。
今月10日に1軍復帰し、中堅の位置で途中出場。「初心を思い出した。初めて守備固めで、拍手されたんで(笑い)。戻ってこられて良かったし、もっと活躍できるように頑張りたいなと思いました」。同10日の試合後、仲のいい同学年の山中稜真捕手(25)がヒーローインタビューを受ける様子をベンチで撮影。山中から、お立ち台越しに共闘を約束された。「曽谷、自分、(太田)椋、今日は杉沢龍も帰ってきた。しっかりと自分たちの世代で頑張りたい」。ミレニアム世代の「龍」が、関西ダービーで果敢に力を発揮していく。【中島麗】