<日本生命セ・パ交流戦:楽天2-1広島>◇12日◇楽天モバイル最強パーク
楽天は岸孝之投手(41)が1年目から20年連続勝利を達成した。交流戦通算ではソフトバンク和田毅に並ぶ歴代3位タイの27勝目。チームは広島に逆転勝ちし、塩川達也監督代行(43)体制で2連勝を飾り、交流戦最下位から脱出した。
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楽天岸には先発投手としてのこだわりがある。近年は分業制が進み、完投する機会は少なくなってきた。「5、6回を抑えて満足しているのであれば、それは違うかなと思いますし、その考えが古いといえばそれまでですけど。自分は常にそういう気持ちです」。常に9回を投げきることを目指し、マウンドに上がっている。
07年のプロ入りから貫いてきたことがある。「1年目からずっとやってきて今がある」という走り込みだ。「もうそこは、この世界でやっていく上で一番信じてるところだと自分では思ってる。しっかりと走って体を作って、プラスアルファでいろいろトレーニングとかもしますけど」。走ることが20年第一線で活躍する礎となっている。
球界では大ベテランの域に入ったが、他の先発陣や首脳陣への“ライバル心”を隠さない。「後輩たちに負けない、やっぱり年だからローテを守れないでしょとか、(ローテを)1回飛ばそうかとか、(首脳陣に)そういうのを考えてほしくないなっていうのもやっぱありますし、そう思わせたくない」。変わらぬ反骨心こそが岸の大投手たるゆえんだ。【山田愛斗】
▼岸が今季初勝利を挙げ、大卒1年目の07年から20年連続勝利。連続勝利の最長記録は02~25年石川(ヤクルト)の24年があり、20年以上は14人目。プロ1年目からでは9人目で、大卒投手では石川に次ぐ2人目になる。また、パ・リーグ投手の20年連続勝利は、54~73年梶本隆(阪急)56~75年米田(阪急)66~85年鈴木啓(近鉄)の3人に並ぶ最長記録となった。