<日本生命セ・パ交流戦:西武1-2巨人>◇13日◇ベルーナドーム
巨人が先行逃げ切りで交流戦15試合で2敗しかしていなかった首位西武を下した。先発のフォレスト・ウィットリー投手(28)は6回3安打1失点と安定感のある投球で2勝目をマーク。7回以降は勝ちパターンの田中瑛、大勢、マルティネスが1点のリードを守り抜いた。
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12日西武戦の開始直前のことだ。巨人ウィットリーが、ベルーナドームのスタンド通路を歩いていた。身長201センチの長身にイケメン。でも前後左右、誰も気づかない。球場に詰めかけた観客に紛れながら数100メートルの道のりを約10分ほど歩いたが、翌日の先発投手の存在はファン1人にしか気づかれなかった。「あんまり知られていないから。そんなに声をかけられないよ」と苦笑いだ。
歩いた先は西武球場前駅。登板前日は練習を終えると試合前には球場を出るのが通例で、試合映像を見て相手打線の特徴や狙いを読み解くのがルーティンだった。西武線を利用するのは初めてだったが、自らグーグルマップや案内表示を頼りに帰宅。車内でファンから、西武ウィンゲンターと間違えられることもあったが無事自宅へ到着。竹丸と相対する獅子打線を研究した。
そんな研究の成果もあってかこの日のマウンドでの存在感は絶大だった。最速156キロの直球を軸に6回3安打1失点。「ジャングルの中にある球場みたい」と目を輝かせた球場で約2カ月ぶりの2勝目を挙げ「投げてて楽しい球場だった。明日の朝また来るのが楽しみだ」とうきうき。勝利だけでなく認知度もゲットしたはずだ。【北村健龍】