【こんな人】西武ワイナンス、100マイル快速球だらけの世界で見つけた「自分」独自路線で輝く

西武対巨人 試合後、ファンとタッチを交わす西武アラン・ワイナンス(中央)(撮影・滝沢徹郎)

<日本生命セ・パ交流戦:西武1-0巨人>◇14日◇ベルーナドーム

西武が巨人に勝利し、パ・リーグでは初となる交流戦全6カード勝ち越しを決めた。

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交流戦V争いの中、西武アラン・ワイナンス投手(30)が味を出した。巨人打線を7回途中無失点。直球は速くても145キロだ。「ニールみたい」「令和のグライシンガー」など球界の歴代助っ人投手にたとえる声もある。それでも直球は横変化が40~50センチとくせ球で、スライダーは異次元の3000回転以上。引き立てた柘植世那捕手(29)も「すっげえ曲がります。いい時は受けていて楽しい投手」と話す。

アストロズに移籍した今井の代役で期待された。米国では3Aが長い。完全密閉のドーム球場での登板は、前回のバンテリンドームが人生初。100マイルの快速球がありふれた米国では、細い足の右腕は目立つ存在ではなかった。でも「投手ならみんな100マイルを投げたい。でも自分のスタイルはそこじゃない。生産性とか、いかに意味ある球を投げられるかに今はフォーカスしています」

大学時代、気持ち良いように本塁打を浴び「いかに気持ち良く打たせないか」と考えるようになった。そのスタイルはどうやら日本野球にフィットしそう。「すばらしい環境で投げることができています」。登板前、左翼席からの大声援にもいつも丁寧に頭を下げている。【金子真仁】

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