<日本生命セ・パ交流戦:オリックス3-2阪神>◇14日◇京セラドーム大阪
1、2軍と離ればなれでも、抜群の信頼関係を保っていた2人が、お立ち台に登場した。オリックス山中は10日ヤクルト戦後のお立ち台で、先発した曽谷や復帰初日の杉沢ら同学年の名前を挙げ、今後チームを勢いづけていくことをファンに約束。同日に復帰した杉沢との活躍を誰よりも望んでいた。「一番仲がいい。一緒に1軍の舞台でプレーできる喜びを、お互いかみしめたい」。
翌11日には杉沢がスタメン復帰。山中の四球や杉沢の安打で、若月の先制V打につなげた。「攻撃の起点になれた気がして、うれしかった」と山中。関西ダービーには、不安な思いを抱いていた。「阪神ファンの方が多いかもしれないですよね。こっちも先週5連敗した。でもホームなので、いい流れで勝ちたい」。
2人は悩みを打ち明けられるほど、腹を割って話せる。5月中旬、杉沢が右尺骨遠位端骨折のリハビリの間、山中は1軍へ。タブレットの「楽天TV」には友がいた。「ケガしたら悔しくて映像を見られない人もいるじゃないですか。僕はそんなことない。全試合見ています」。
超満員の球場で迎えた最高の瞬間。口下手な杉沢は、山中とのお立ち台で「大好きでーす!」と照れ笑い。お互いを高めあう“すぎさんちゅう”がオリの新時代を担う。【中島麗】