昨季までロッテ監督を務めた吉井理人氏(61)が楽天の監督に就任することが15日、分かった。
チームはここまで23勝39敗1分け。パ・リーグの他5球団が全て貯金を作った交流戦でも4勝13敗と苦しみ、1試合を残し、パで唯一の負け越しが決まっている。借金は16まで膨らみ、断然の最下位に沈む。交流戦を経て、5位のロッテでも勝率は5割ジャスト。リーグで唯一借金を抱えている。
成績低迷を受け、10日には三木肇監督(49)の休養と塩川達也ヘッドコーチ(43)の監督代行就任が発表されたばかりだった。それから1週間もたたないうちに、新たな人事が明らかとなった。しかも今回は「代行」ではなく、シーズン途中に外部から新たな「監督」が就任するという異例の人事だ。
もっとも、吉井氏は昨季まで3シーズンにわたり、同じパ・リーグで指揮を執っている。対戦相手の視点から、楽天の選手は把握している。就任1年目の23年には、前年5位のチームを2位に引き上げた実績もあり、手腕に期待がかかる。
最下位とはいえ、シーズンはまだ70試合以上を残す。ここから巻き返し、少しでも上位に行くために打てる手は打つ。その決意がうかがえる異例の人事となる。
◆吉井理人(よしい・まさと)1965年(昭40)4月20日、和歌山県生まれ。箕島から83年ドラフト2位で近鉄入団。88年最優秀救援投手。95年トレードでヤクルト移籍。97年オフにFAでメッツ入団。ロッキーズ、エクスポズを経て、03年オリックスで日本球界復帰。07年途中ロッテに移籍し同年引退。日米通算121勝129敗62セーブ、防御率4・14。引退後は日本ハム、ソフトバンク、ロッテで投手コーチを務め、23~25年ロッテ監督。21~23年は日本代表投手コーチ。187センチ、89キロ。右投げ右打ち。