昨季までロッテ監督を務めた吉井理人氏(61)が楽天の監督に就任することが15日、分かった。シーズン途中という異例のタイミングで、楽天の第12代監督に就任する。
楽天は今月10日に三木肇監督(49)の休養と塩川達也ヘッドコーチ(43)の監督代行就任が発表されたばかり。1週間もしないうちに、再びチームの指揮官交代が明らかとなった。
監督代行が「代行」でなくなるのは、通常は元々の監督が復帰する場合だ。病気から回復したケースなどで、楽天でも22年7月に真喜志康永ヘッドコーチが新型コロナウイルスに感染した石井一久監督に代わり、代行に就任。石井監督の復帰に伴い、真喜志監督代行は代行を外れた。
ただ、14年のケースは違った。5月に星野仙一監督が黄色靱帯(じんたい)骨化症と診断され、休養に。当初は、佐藤義則投手コーチが監督代行に就任した。ただ、佐藤監督代行は9勝14敗と黒星が先行。球団は7月2日に監督代行の交代に踏み切った。「代行の代行」として、大久保博元2軍監督が監督代行に就任。同日のオリックス戦(京セラドーム大阪)から指揮を執った。ちなみに同戦でプロ初勝利を挙げたのが、1年目の松井裕樹(現パドレス)だ。
大久保監督代行は7月23日まで代行を務め、星野監督の復帰に伴い、2軍監督に戻った。星野監督が勇退した後、翌15年は1軍監督を務めた。
必要と判断すれば、シーズン中でも現場の指揮官の交代を複数回、行うこともいとわない。14年も、今回も、楽天らしい人事と言える。