<とっておきメモ>
楽天は17日、新監督に昨季までロッテ監督だった吉井理人氏(61)が就任すると発表した。背番号は「81」。同日に仙台市内で三木谷浩史オーナー(61)も同席して就任会見が行われた。
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吉井理人氏(61)は朗らかな人柄で知られ、ロッテでは普段から積極的に選手へ声をかけるなど、自然体のコミュニケーションで信頼関係を築いていた。
選手との距離感にはこだわりを持っていた。食事やトレーニングを選手と同じ場所で行い、日常の中で自然な会話を重ね「(選手たちが監督のことを)空気のように思ってるみたいで」という状況をつくっていた。「意図的にやってましたね。食事の時も、気を使うから食堂で一緒に食べなかったりする方もいるんですけど、普通にいます。呼びつけて伝えるより、リラックスしている場面で話した方が選手の中にも入っていくかなと思って」と自らの考えを明かしていた。
一方で、勝負に対する姿勢は妥協を許さない。期待を寄せる投手が本来の力を発揮できなかった場合には、たとえチームが勝利した試合でも、試合後の取材であえて厳しい言葉を投げかけることがあった。高い期待の裏返しでもあり、投手育成への強い責任感がうかがえた。
また、アナリストやメンタルコーチの意見を積極的に取り入れたチームづくりにも定評がある。データや心理面のサポートを融合させながら投手陣をマネジメントし、独自の投手運用で結果を残してきた。
昨年の最終戦セレモニーでは「もうちょっとやりたかったんですけど、今日で監督を辞めます」とファンにあいさつ。まだ熱意に衰えがないことを感じさせた。投手運用の手腕と選手に寄り添う姿勢でチームを支えた指揮官のやり方は、新天地となる楽天でも変わらない部分だとみている。【ロッテ担当=星夏穂】