【巨人】小笠原慎之介「チームのピースになれるよう」日本一へ決意 背番号「98」への思いとは

巨人入団会見でポーズを決める小笠原慎之介(撮影・小島史椰) ♯2026年6月18日、東京ドーム、巨人入団会見

縁ある球場で日本一への駒となる。元中日の小笠原慎之介投手(28)が18日、東京ドームで巨人への入団会見に出席した。24年に中日からナショナルズに移籍。夢だった大リーグで2季目を過ごす中、「巨人の熱意」に動かされ、シーズン途中での帰国を決めた。27年までの契約で年俸は1億8000万円(推定)、背番号は「98」。新たな本拠地は野球人生の節目を飾ってきた場所。チームとして14年ぶり、個人では初の日本シリーズ制覇へ、先発として腕をふるう。

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入団会見を終えて約30分後、小笠原は緊張した面持ちで、東京ドームの人工芝に足を踏み入れた。「YG」のロゴが入った帽子とTシャツに身をくるみ、リーグ戦再開を翌日に控えた全体練習の輪の中へ。「一生懸命、チームの目標に向かって頑張りたいと思います。よろしくお願いします」と頭を下げると、新たな仲間たちの温かい拍手で迎え入れられた。

シーズン途中、それもリーグ戦首位のチームへの加入になる。「ジャイアンツの熱意がとても熱くて」。夢だった米国を去る決意をした。会見で「光栄なこと。しっかりチームのピースになれるように頑張りたい」と第一声で声を張ったように、役割は分かっている。2年ぶりのリーグ制覇、その先の14年ぶりの日本一へ。「一人間としていろいろな経験ができた」。前向きに捉える米国での1年半も、投球に注ぎ込む。

14年前、中3の夏に日本一になった場所が東京ドームだった。中学生NO・1を決める「ジャイアンツカップ」に湘南クラブボーイズの一員として参加。決勝で胴上げ投手となった。会見に同席した水野編成本部長も「縁がある」と歓迎する。さらに、プロ1年目の16年9月4日巨人戦でプロ初勝利、18年7月28日巨人戦でプロ初完封したのも同球場。今度は本拠地として、プロ初の日本一を目指す。

背番号は「98」を選んだ。中日の先輩で21年に27歳で死去した木下雄介さんがつけた番号。「僕の中でもすごく特別な番号」と思いを込めた。この日もキャッチボールなどに汗を流し、今後はブルペンも予定。2軍戦などで先発を踏み、「ピース」になる。「1日でも早く東京ドームのマウンドに立って期待に応えられるように」。日本一の歓喜を、この場所でまた味わう。【阿部健吾】

◆小笠原慎之介(おがさわら・しんのすけ)1997年(平9)10月8日生まれ、神奈川県出身。東海大相模で2年夏、3年夏の甲子園に出場し、3年夏V。15年ドラフト1位で中日入団。22年に自身初の2桁勝利。24年オフにポスティングでナショナルズ移籍。25年7月にメジャーデビューし、8月14日フィリーズ戦で初勝利。180センチ、93キロ。左投げ左打ち。