【とっておきメモ】巨人浅野翔吾「もう1度ガムシャラな姿勢を」原点回帰で這い上がり初アーチ

巨人対中日 ヒーローインタビューを受ける巨人浅野翔吾(撮影・滝沢徹郎)

<巨人1-0中日>◇20日◇東京ドーム

巨人フォレスト・ウィットリー投手(28)がノーヒットノーランまであと4人という貫禄の投球で勝利をたぐり寄せた。8回2死まで無安打投球を継続。7回2/3を1安打無失点10奪三振3四球の快投でチームの連敗を2でストップした。打線は浅野翔吾外野手(21)が昇格後初打席初スイングでの今季初本塁打で試合を決めた。

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高校球児と同じ姿だった。5月のGタウンスタジアム。巨人浅野は泥だらけだった。走塁では果敢にヘッドスライディング。ベンチでは、人一倍声を張り上げた。「今年はとにかくユニホームをドロドロにする。もう1度ガムシャラな姿勢を」。そう心に決め、日々を過ごした。

22年ドラフト1位で入団。大きな期待を背負う一方で、昨季は3軍落ちも経験した。思うような結果が出ず「全く野球が楽しくなかった」と振り返る。「どこかプロ野球に慣れてしまったのかな…」。そう感じていたからこそ、原点回帰を掲げた。1枚しかないユニホームを泥だらけに汚し、全力プレーで歓声に応えた高校時代。その泥くささを再び胸に刻んだ。

考え方も変化した。結果が出ないたびに落ち込んでいたが「打てない打席はもちろんある。大谷さんでも打てない日がありますし」と切り替えられるようになった。「迷わずに自分のスイングを出し切る」。前向きにプレーすべく、2軍の試合後も日が落ちるまで振り続け、自信をつけた。

この日は今季2度目の1軍昇格。第1打席で振り抜いた打球は左翼席へ。待望の初アーチに白い歯がこぼれた。試合を決める一振りは、ユニホームを汚すまでもない完璧な1発だった。「ここからが勝負。より一層気合を入れてやっていきたい」。がむしゃらに白球を追いかけ、東京ドームへ帰ってきた。【北村健龍】

【動画】巨人浅野翔吾が待望の1号 打球速度は178キロ!!

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