<DeNA1-2阪神>◇21日◇横浜
阪神大山悠輔内野手(31)が会心の一撃で試合を動かした。3回2死一、二塁で初球154キロを痛打。弾丸ライナーが中前にはずみ、先制の1点をゲット。これが決勝点。10年目で節目の100度目の決勝打となった。球団史上6人目。
「初回のチャンスで凡退してしまったので、なんとか得点につなげたいと思っていた。積極的に打ちにいけました。2打席目にしっかり修正できたのは良かったと思います」。
初回は2死一、三塁で同じ154キロにバットが空を切った。ソフトバンクから加入した尾形のスピン量の多い直球に面食らったが、次の打席ですぐさまアジャスト。相性がいい横浜スタジアムでは今季12打数8安打、11打点となった。
交流戦で当たりが止まり責任を背負い込んだ。開幕からの構えを変えるとともに、大胆な試みをした。今月上旬、2試合だけグリップテープを巻いたバットを使用した。握りの感覚は打者にとってかなり繊細な部分のはずだが「そんなことはない」ときっぱり。「その時の感覚によって試しています。いろいろ考えながらです」と浮上のために、ためらいはなかった。
3連勝中は8打点と完全復調で打線を引っ張る。「チームが勝ったことが一番。(V打は)これからも積み重ねていきたいです」と少し笑みを浮かべた。【柏原誠】