<阪神3-4ヤクルト>◇23日◇甲子園
阪神は痛恨の逆転負けで連勝が3でストップ。3位ヤクルトに0・5ゲーム差と迫られ、巨人には首位に並ばれた。依然、セ・リーグの首位争いは混戦模様。8回に悪夢の4失点で勝利をつかみ損ねたが、光は5番大山悠輔内野手(31)の打棒だ。
1-4の8回だった。先頭中野が右前打も森下が三併。流れを引き戻そうとしたが再び手放した。意気消沈かと思われたが、首位打者佐藤が左前打を放ち、2死一塁で大山が右中間に11号2ラン。1点差。試合には負けても簡単に諦めない王者虎を示した。
大山は試合後「勝ちにつながるようにまた明日やりたいと思います」と笑顔なくクラブハウスへ戻ったが、虎党は逆転サヨナラを夢見た。直近4試合で4本塁打10打点の荒稼ぎ。43打点はリーグ2位で、気づけばトップ佐藤に4差まで迫っている。プロ10年で通算669打点を誇る勝負強い大山が頼もしい。
この日のアーチは甲子園通算67本目だったが、右中間または右方向へのアーチは3本目というレアな1発だった。甲子園で右打者が逆方向に柵越えさせるのは至難の業。風向きが逆寄りだったとはいえ、大山の好調さがうかがえる。カード2戦目以降も期待が高まる放物線だった。【只松憲】