【西武】HD株主総会であふれた後藤会長のライオンズ愛 栗山巧の引退後についても「全く同感」

西武ホールディングスの株主総会が所沢市内で開催された

株式会社西武ホールディングスの第21回定時株主総会が24日、埼玉・所沢市内で開催された。

後藤高志取締役会長・会長執行役員(77)が“異例”のスピーチをした。1時間半を超える株主総会の最後、この20年間の西武グループを振り返るスピーチの最後に、ひと言添えた。

「ペナントレース開幕前は埼玉西武ライオンズの評価は、決して高いものではございませんでした。しかしながら西口監督2年目で今まで最大のテーマでございました野手、打撃陣の底上げ、そして投手力の底上げをしっかりやってまいりまして、今はチームの平均打率はセ・パ両リーグ通じて12球団ナンバー1であります。本塁打、打率でベスト10に入っている選手はおりませんが、しかしながら1人ひとりがレベルアップした結果です。チーム防御率も12球団で唯一で2点台でナンバー1でございます。今回の交流戦につきましてはライオンズが初めて、歴代の交流戦の最高勝率で初優勝をとげることができました。これからまさに折り返しであります。暑い夏を迎えて、昨年はここから失速しましたが、そうしたことをしっかり克服して、2019年以来のリーグ優勝、2008年以来の日本一を目指して戦ってまいりますので、ぜひ株主の皆さまにはライオンズに対して熱いご支援をたまわりますよう、心からお願い申し上げます」

この20分ほど前にも、後藤オーナーの熱さが会場を支配した。株主から栗山巧外野手(42)の引退後のポストを請願する声が出て、奥村剛球団社長(58)が回答した後、補足した。

「大変ありがたい質問です。私も全く、同感でございます。栗山選手は02年に入団しました。おかわり中村と同期でございまして、この2人が40歳を過ぎるまでライオンズのスター選手として多大な貢献をしてきたことについては、本当に言葉では表せないくらい感謝しています。今後の栗山選手の去就については、私も栗山選手には何らかの形で球団に残ってもらいたいと熱望しておりますが、まずは栗山選手の希望、夢をしっかりと聞いた上で、彼の希望をかなえたいというふうに考えています」

西武ホールディングスの株主総会で、10人の株主から質問が出た。西武鉄道、バス、不動産などグループ企業関連への質問も多く、そこには各社の役員が回答した。しかしそれらには後藤会長の補足回答はなかった。

栗山に関する質問にだけ、後藤会長が“補足”という形で回答した。最後にも他グループ企業とは一線を画した上で、ライオンズについて言及した。思いがあふれ出た。【金子真仁】