【阪神】1軍デビューを待つ下村海翔「チャンスをもしいただけるなら、精いっぱい頑張りたい」

阪神対ヤクルト キャッチボールで調整する阪神下村海翔(撮影・前田充)

大事な金言も胸に、23年ドラ1右腕が1軍デビューの日を待つ。阪神は雨天で今季8度目の中止。前日23日から1軍に合流した下村海翔投手(24)は、室内練習場で汗を流し「1つ1つ毎日できることをしっかり頑張りたい」と話した。

右ひじのトミー・ジョン手術から復活を目指す右腕。2軍戦先発から中6日の28日広島戦(マツダスタジアム)でのデビューが見込まれていたが、今後も予想される雨の影響でずれ込む可能性も出てきた。「チャンスをもしいただけるなら、そこで精いっぱい頑張りたい」と準備はできている。

ファームでは、左アキレス腱(けん)断裂でリハビリ中の石井にもアドバイスをもらった。「お尻の使い方というか、軸足のスイッチの入れ方。色々トレーニングはあるんですけど『自分にあったものを探したらいいし、その日のコンディションによって使い分けたらいいよ』と言われて」。積極的に助言を求めに行けるのも、着実にステップを踏んだ証しだ。

「けがしている時は野球の悩みって本当に何もなかった。ちょっとずつ投げて、例えば疲労がたまった部分とかを、投げた時どこが張りますかって聞けたり。ちょっとしたことでも考えているところは、よりプレーに近いところでできている」。まさに伸びしろしかない。

藤川監督もチームでの相乗効果について「チーム力を引き上げながら、どうゴールするかを狙うというのがペナントレースですから」と期待。ベールを脱ぐ日はもうすぐだ。【磯綾乃】

【阪神下村の経過】

▽23年11月 ドラフト1位で入団も、大学時代の疲労回復を優先し、キャンプは2軍スタート。24年4月にトミー・ジョン手術(右ひじ内側側副靱帯=じんたい=再建術)を受けた。

▽24年12月 術後初のブルペン入り。25年8月には2軍のシート打撃でプロ入り後初めて打者相手との実戦形式に登板。計24球を投げ最速153キロを計測。だが、2度目のシート打撃で異変を訴えペースダウン。

▽26年1月 SGLでブルペン投球を再開。キャンプでは2月14日に主力中心の宜野座組に合流し、4月に1軍の練習に初参加。

▽26年5月22日 2軍オリックス戦(SGL)で公式戦デビュー。1回1安打1失点、最速152キロを計測した。同30日にはSGLでシート打撃に登板。打者15人に対し、安打性の当たりは4本。

▽26年6月5日 2軍オリックス戦(SGL)でプロ入り後初の先発。3回を無安打無失点、最速153キロを計測した。

▽12日 2軍ソフトバンク戦(タマスタ筑後)に先発し、5回3安打3失点。2回以降は1安打投球を見せ、二塁すら踏ませなかった。

▽21日 オリックス2軍戦(豊中ローズ)に先発し、自己最長7回を投げ1安打無失点、7奪三振。7回1死までノーヒット投球の快投を見せた。