篠原響投手(19)に続いて、西武の高卒ドラフト5位のメンタリティーの強さが発揮された。
「すごくいい投手なので、なんか、その投手から絶対に1本打ちたいなって、あの日は思ってました」
昨秋ドラフト5位ルーキー、横田蒼和内野手(18=山村学園)は振り返る。6月14日、ファーム中日戦(カーミニークフィールド)でWBCにも出場した高橋宏斗投手(23)からプロ初本塁打を放った。それまでもフェンス直撃の長打はあったが、初めてのサク越えがまさかの有名投手。
「あの時はもう、まっすぐ1本に絞ってました」
山村学園時代のウェートの成果で、超高校級の肉体を備えていた。自慢の胸筋をしならせ、右中間最深部まで運び「強く振り抜いた打球が入ってくれたので、本当にうれしいです」と文句なしの一撃となった。
ファームでも48試合に出場し、主にスタメンで打率3割近くをマークする。それでも当然、油断はなく。
「たまに栗山さんの練習を見させていただくんですけど。栗山さん、同じところに続けて打ったりするんです。栗山さんには簡単なんだろうなとか思うんですけど、いざ自分で同じことをやろうとすると、すごく難しくて」
ここまでケガもなく、7月下旬のフレッシュ・オールスターにも選出された、充実の高卒1年目だ。24年ドラフト1位の斎藤大翔内野手(19)は昨季、シーズン最後に1軍でプロ初安打を放った。当然、続きたくなる。
「斎藤さんも、埼玉県の先輩の石塚さん(裕惺、巨人)も1年目でヒットを打ったので、僕もそこを」
西武の若き逸材は、投手だけじゃない。【金子真仁】