阪神は29日、今季メッツ傘下でプレーしていたアンダーソン・セベリーノ投手(31)との契約締結を発表した。背番号は「97」となった。
160キロに迫る剛球が武器で、多彩な変化球も操る救援タイプの左腕。竹内孝行球団本部副本部長は、かねて監督と会話をかさねてきた中で獲得に至ったことを説明した。「それは常に話をしていますので、その話をしていく上で左ピッチャーの方がちょっと不安を抱えているかな? というところがありましたのでそちらを優先させていただいたということです」
右腕では、不動のセットアッパーだった石井大智投手(28)が左アキレス腱(けん)断裂、湯浅京己投手(26)も今月に右足首捻挫で戦線離脱となったが、工藤泰成投手(24)や木下里都投手(25)ら若手が登板経験を重ねながら台頭してきた。
一方の左腕は、昨季両リーグ最多66試合に投げて防御率0・87とフル回転した及川雅貴投手(25)がここまで防御率5・17と波に乗りきれず、桐敷拓馬投手(27)も2軍で再び調整中。現在リリーフで1軍登録されているのは、岩崎優投手(35)と及川のみだ。
もちろん、現状のメンバーを戦力として考えながら、加入による相乗効果に期待している。「桐敷君は昨日先発をファームでしたりとか、及川君もこの間投げてくれたりしてくれてますし。相乗効果とか波及効果はあると思いますので。またそれをチームの力にして、ここから後半戦を戦っていけるようにしたい」。リーグ連覇を目指す阪神にとって、ぴたりとはまるピースになるか。
◆アンダーソン・セベリーノ 1994年9月17日生まれ、ドミニカ共和国出身。13年にヤンキースと契約。22年にホワイトソックスでメジャー初登板。23年以降はメジャー昇格なし。メジャー通算6試合0勝0敗、防御率6・14。今季はメッツ傘下3Aで18試合(先発)に投げて防御率1・31。178センチ、86キロ。左投げ左打ち。