【こんな人】支配下復帰の森脇亮介にさらなる「事情聴取」が必要だろうか 優しさとユーモアの人

西武森脇亮介(23年7月撮影)

西武は30日、森脇亮介投手(33)との支配下登録締結を発表した。動脈の病に倒れてから3年、“奇跡”ともいえる復活だ。

「支配下に戻ってください」

「1軍のベルーナで待ってます」

リハビリ中もたくさんの声がファンから届いた。「本当にうれしいですし、いろいろな人に支えられて頑張れているのもあると思います」と感謝する。

穏やかな表情のイケメンだが投手らしい一面もある。打撃練習で投手を務める。打たれる。意外とムッとなる。

「打ちやすい球を投げなきゃいけないんですけど、やっぱり僕ピッチャーなんで。カンカンカンカン打たれると『んっ!?』ってなっちゃって。そういう時に、ちょっとクッと力入れてポップフライみたいな打球にさせたりするんですよ」

といったお茶目な一面もあるし、私(記者)が強面だからなのか、取材に行くと「今日は事情聴取ですか?」と言ってきたりもする。

リハビリや本来の球を取り戻すまでの時間は、思いのほか長かった。手術自体も大変なものだった。春先に「何回くらい泣きましたか?」と尋ねた。

「えっ、泣いた? えー、うーん、どうでしょうう、何回かなー」

けっこう泣いたのだろうが、カーブのようにふわりとかわす。1軍に来たら、そのあたり、もう少し追及すべきだろうか。ただ事情聴取しようとすると「どうぞ」とお茶を持ってくるあたり、森脇はテクニシャンである。【西武担当=金子真仁】