<阪神3-2中日>◇30日◇甲子園
阪神が今季2度目のサヨナラ勝利で首位浮上した。
2-2の延長10回、1死走者なしで森下翔太外野手(25)が左翼越えソロ。この日2発目のアーチで勝負をつけた。
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森下の勝負強さは試合前の準備が生み出している。プロ入りから負傷離脱なく、通算勝利打点を49まで積み上げた。入団4年目まででは原辰徳(巨人)、中西太(西鉄)に並んでトップに立った。1年目の23年の日本シリーズでは新人記録を更新する7打点で日本一に貢献。26年3月のWBC準々決勝ベネズエラ戦でも一時勝ち越し3ランを放つなど、ここぞの場面で1打を放つ「お祭り男」のイメージが強い。なぜそんなに勝負強いのか? 答えはシンプルだ。「打席では自分のスイングをするだけ」。打席に立つ前に準備ができているのだ。
「試合中に自分の打撃を考えていたらそれは無理です。それまでには自分のことを考えてないと。自分が100%(準備)できた上で、相手と戦える。自分のことができてないのに勝負したところで、やる前からもう勝負は決まっている」
100%の準備ができているからこそ、打席では来た球に思い切り自身のスイングを仕掛ける。試合前練習では靴を脱ぎ、足の指先までマッサージ。守備練習やフリー打撃の合間にもストレッチをして体を動かす。けがなく143試合を戦い抜くためにできることをすべてやる。「自分の100%を出せるような準備を常に毎日やっています」。きっぱり言えることがプロの信念だ。【村松万里子】
▼森下が6回に18号、延長10回にサヨナラ19号の2発。サヨナラ弾を含む2本塁打は、球団では19年7月30日中日戦のソラーテ以来7年ぶり。これで森下のV打は今季9度目で、通算49度。2リーグ制後に入団した選手で4年目までに通算V打が49は、55年中西(西鉄)と84年原(巨人)の2人に並ぶ最多記録。