【中日】今季6度目のサヨナラ負けで自力V消滅「1つずつという気持ちは変わらない」井上監督

阪神対中日 8回表を終え、選手の交代を告げる中日井上一樹監督(撮影・和賀正仁)

<阪神3-2中日>◇30日◇甲子園

中日は延長10回に2戦連続、今季6度目のサヨナラ負けを喫し、72試合目で自力優勝の可能性が消滅した。ビジターでの阪神戦は6戦全敗と、苦しい状況が続いている。

試合は勝ち越した直後の8回に追いつかれ、延長戦へ突入。打線は延長10回、4番手岩崎の前に3者凡退に終わった。

その裏は2番中野から始まる上位打線との対戦。井上一樹監督(54)は、17試合無失点を継続中の守護神・松山晋也投手(26)に厳しい打順となるイニングを託した。松山は先頭の中野をわずか4球で見逃し三振に仕留めた。しかし、続く森下にカウント0-1からフォークを完璧に捉えられ、左翼ポール際へサヨナラ本塁打を浴びた。6回に同点の18号ソロを放った相手に、最後も痛打を許した。

悔やまれるのは8回の攻撃だった。代打阿部の適時二塁打で一時勝ち越したものの、なおも1死一、三塁から中軸が倒れ、追加点を奪えず1点のリードにとどまった。指揮官は「もう1点、もう1点の気持ちをみんなが持っている中で、取れなかったことがちょっと悔やまれます」と、終盤に突き放せなかった展開を振り返った。

自力優勝の可能性は消滅したが、「いろんな意味でそんなことを言える立場ではないので。1つずつという気持ちに変わりはないです」と声を絞り出した。